August 23, 2005

本書の特徴は「変わらないCSSの概念」の完全習得

本書は、PARTを6つに分けて解説しています。PART1は、Webデザインの現状と実際のプロセスを大まかに捉える内容になっています。PART2〜4は、CSSによるページデザインの基礎を(大胆に)「回り込みの習得」、「ボックスモデルの理解」、「ブラウザのバグに対する知識」の3つに絞り込んで解説しています。
そしてPART5では「不易流行」の不易に相当するCSSの変わらない概念について徹底解説しました。通常、実践パートでは最先端のテクニックについて解説しますが本書では1996年から始まるCSSの概念を深く掘り下げています。これは、
などの乱用を防いだり、CSSのコンポーネント化を理解する上で役に立ちます。CSSハックや最新のテクニック解説を見て「なるほど」と納得できるような基礎力を身につけられるよう構成しています。PART6は”息抜き
”です。あるプロジェクトのミーティングシーンを会話劇で表現しています。

スモールステップで実際に作業をしながらCSSをマスターしていく本やW3Cの仕様をわかりやすく掲載したリファレンス本、Webのワークフローを実例で示した本など、CSSに関する書籍は様々ですが、本書はどれにも属さない”異端児”かもしれません。常に「流行」を受け入れながら実践を繰り返すWebデザイナーが今後必要とするのは、柔軟な応用力だと考えます。そのきっかけを得られるような本(ツール)になれば幸いです。
sou_books at 23:24│TrackBack(0)はじめに 

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